中学受験は意外と安い?公立中学 VS 私立中学

中学受験

なぜ娘を中学受験させるのか?

医者や弁護士のような資金に余裕のある家庭の場合は、小学校から私立に通わせる事が可能かもしれませんが、私のような一般サラリーマンで小学6年間を私立は正直厳しいです。

中学受験を検討しようにも、現実では、公立小学校から私立中学校に受験するのは、全国平均で10%前後しかいないようです。

中学受験をさせるとなると、学習塾はほぼ必須になりますし、中学3年間の学費も公立と比較してかなり掛かります。

それでも我が家が中学受験を考えている最大の理由が大学までの内部進学です。

中学受験を決めた最大の理由は「内部進学」

「内部進学」とは、同じ学校法人や学園グループの中で、試験などを経ずに上の学校へ進学できる仕組みのことです。

大学附属系列の場合は、中学校→高校→大学と受験を一切せずに進学することが可能です。

関西では、関関同立(関西学院大学、関西大学、同志社大学、立命館大学)が有名です。

これらの附属中学校に入学さえすれば、「大学までの切符」を手に入れることが可能です。

大学附属中学校のメリット

受験回数が1回で済むのが大きなメリット

普通であれば、高校受験と大学受験と合計2回ありますが、大学附属中学校の「内部進学」を目指す場合は、受験回数は1回だけです。

受験の度に塾の費用や子供への負担が考えられますが、その回数を2回→1回に減らす事が可能です。

学習環境が良い

公立中学校と比較して、環境の違いも大きいと思います。

公立中学校の場合は、そのまま学区内の小学校から進学するので、少なからず治安の悪い子供がいます。(いわゆる不良生徒)

教育環境」って子供にとって本当に大事で、そのような生徒と交流すると確実に悪影響を及ぼします。子供は流されやすく染まりやすいものです。

私立中学の場合は、同じ受験というハードルを潜り抜けた生徒しかいないので、親としても安心して学校生活を過ごせます。

自分の気の合う友人を数人思い浮かべてください。その友人と自分の年収は大体同じです。

なので「環境」だけでも私立中学にいくメリットは大きいと私は思います。

毎日の学習が習慣化する

小学生から塾に通う事で、毎日宿題に追われます。

小さい子供にとってはかわいそうではありますが、これで勉強することが習慣化します。

我が家の娘2人は3歳から公文教室に通っており、小学2年生の時期に馬渕に入塾しています。

毎日宿題をさせているので、勉強が習慣化しています。やって当たり前になります。

何も言わなくても、やりたい事があったとしても、毎日自ら必ず宿題or勉強を終わらせてから取り掛かります。

小さい内から習慣化させることができます。

今まで特に何も考えず、小学4年生になった途端、「中学受験するから毎日勉強しなさい!」といっても、子供はなかなか勉強してくれないと聞きます。

親としては、小さい内から少しずつ始めていく習慣化を目指しましょう。

ただ、やる事が終わったらちゃんと褒めてあげて、小さいうちに色んな経験をさせるのを忘れないでください。

youtubeだってやることが終われば、見せていいんです。

引越しをしても転校しなくて済む

これは特殊かもしれませんが、引越ししても転校する必要がありません。

いつどのような理由で引越しになるかわかりませんが、これも私にとって大きなメリットです。

私は定期的に分譲マンションの住み替えをして、売却益を得ながらより高いマンションを購入しています。

この利益があるおかげで、中学受験をしてもなんとかやっていけるか!という気持ちにもなっています。

この辺りはまた今度記事にしようと思います。

大学附属中学校のデメリット

お金がかかる

正直これが最大のデメリットだと思います。

小学4年生から馬渕教室の中学受験コースに通うと、3年間で300万円程度かかるようです。

そして私立中学校も3年間3で00万円ほどかかります。

ただ、大学進学までを考慮すると、そこまで割高ではないと私は判断しました。

その理由は最後に記載するとします。

内部進学できる安心からの怠慢

大学まで内部進学するためには、定期テストをパスしていく必要があるわけですが、口コミをみてみると・・・

「算数で80点とったー。60点で合格だから、20点分遊べばよかったー。もったいない。」

のびのびと学生生活を過ごしてほしいですが、このような得感情が身につくと、社会人になった時に必ず損をすると思います。

ここは、我が家ではまだ経験していので、正解はわかりませんが、子供としっかりコミュニケーションを測って、子供だけでなく親と一緒に中学受験に取り組む姿勢を大事にしたいと思っています。

大学附属中学は実はコスパが良い教育投資!?

中学受験=お金がかかる」はもちろんそうだと私も思います。

ただ、公立中学校に入学すると、高校受験と大学受験が待ち構えています。

その対策として、塾やなど様々な教育費が受験の度に発生します。

ただ、大学附属中学へ受験する場合はどうでしょうか?

内部進学さえできれば、中学生以降は塾代が必要ないんです

実際、附属中学校の生徒は塾に通っていない生徒がたくさんいるようです。

簡単ではありますが、おおまかに試算してみたので、私立中学(大学まで内部進学) VS 公立中学で教育費の比較してみたいと思います。

私立中学校 VS 公立中学校 教育費の比較

区分私立中学校コース公立中学校コース
小学校(4年~6年の3年間)約300万円(中学受験塾)約50万円(習い事など)
中学校(3年間)約300万円(私立・塾不要)約150万円(塾あり)
高校(3年間)約0万円(授業料無償)約150万円(塾+授業料無償)
大学(4年間)約500万円(私立文系想定)約500万円(同左)
合計約1,100万円約850万円

※ 大阪在住の為、高校授業料無償化をモデルとしています。

実際にはこれ以上の費用がかかってくると思いますが、試算比較という観点でご覧ください。

結果、私立中学校が1100万円、公立中学校が850万円となりました。

内部進学を選択した場合、その差は13年間で250万円となり、1年あたり約20万円程しか差がありません。

区分ごとに詳しくみていこうと思います。

小学校(4~6年の3年間)

低学年の間は両者ともに公文などの習い事をしていると仮定

  • 私立中学校コース:受験勉強が本格化する小学4年生から塾に変更
  • 公立中学校コース:そのまま公文を継続

私立中学校コースの塾費用は約300万円、公立中学校コースは約50万円となりました。

塾の費用が年間100万円ほど必要なので、この時点で受験を諦める人が多いんでしょうね。

※ 大阪市にお住まいの方は忘れずに「大阪市習い事・塾代助成事業」の制度を利用しましょう!毎月1万円の補助があります。

中学校(3年間)

私立中学校は学費がかかりますが、公立中学校の学費は無償です。

  • 私立中学校コース:学費や諸費用で年間100万円ほどかかるが、塾に通う必要がなくなる。
  • 公立中学校コース:学費は無償だが、高校受験に向けて塾の費用が必要。

私立中学校コースは約300万円、公立中学校コースは約150万円となりました。

この時点で両者の費用は、400万円の差が発生しています。この400万円を準備できるかが大きなポイントだと私は考えています。

高校(3年間)

大阪府在住をモデルとしていますので、高校の授業料は無償とします。無償ではない地域でも、同じ高校に進学していれば差は広がりません。

2026年度から、大阪府は私立高校・公立高校ともに授業料が無償化となります。

  • 私立中学校コース:授業料無償の為、0円です。
  • 公立中学校コース:授業料無償の為、0円 + 大学受験に向けて塾の費用約150万円が発生。

150万円の差が縮まって、250万円の差となります。

大学(4年間)

最後は大学です。仮に同じ大学に通ったとすると、ここはまったく同じですので割愛します。

世間が気づいていない今だからチャンス!大学附属中学はコスパ◎

いかがですか?思っていたより差がないと感じないでしょうか?

13年間でプラス250万円を教育に追加投資するだけで、環境の整っている綺麗な私立学校に我が子を通わせる事ができる可能性があるのです。

同志社大学や関西学院大学をいきなり目指そうにも、かなりハードルが高いと思います。

なので、私は娘2人を中学受験させ、附属中学校1本を狙い撃ちします。

同じハードルを乗り越えた友達と中・校・大と10年間ともに過ごすので、一生の友達もできると思っています。

新卒で大手企業の内定をいただくには、学歴が必要です。

中学受験をすればその時点で最終学歴が約束されます。

このお得な法則を世に広まる前に、お得に我が子に投資してあげましょう

最後までお読みいただきありがとうございました。

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